去年11月、防府市の山陽自動車道で逆走車が別の車と衝突した事故で、警察は、事故で死亡した運転手が高速道路を危険を生じさせる速度で逆走したことが原因だったとして、1日までに危険運転傷害などの疑いで書類送検しました。
去年11月、防府市の山陽自動車道の下り線で逆走した乗用車とワゴン車が衝突する事故が起き、逆走車を運転していた当時59歳の男性が死亡し、ワゴン車の40代の運転手も足の骨を折るなどの大けがをしました。
警察のこれまでの調べで、逆走車は山陽自動車道に接続する国道2号の自動車専用区間の岡屋インターチェンジから対向車線に入り、山陽自動車道の事故現場までおよそ20キロにわたって逆走したとみられています。
その後の調べで事故の原因は、高速道路を逆走し、重大な危険を生じさせる速度で走行していたことだったとして、警察はきょうまでに容疑者死亡のまま危険運転傷害の疑いで運転手を書類送検しました。
また、事故の直前には、国道2号でも逆走車が別の車と接触する事故も起きていましたが、現場に残っていた破片から、国道2号でも事故を起こしていたとして、当て逃げと逆走の疑いでも書類送検しています。