群馬 上信自動車道「嬬恋バイパス」区間 国が事業化決定

渋川市から長野県東御市を結ぶ「上信自動車道」のうち、嬬恋村内の一部区間について、国土交通省が今年度、整備にかかる予算の配分を発表し事業化が決まりました。
完成の時期は未定ですが、県は「観光や地域医療の充実、産業発展にもつながる」と期待を示しています。

「上信自動車道」は、渋川市から東吾妻町、長野原町、嬬恋村などを経由して、長野県東御市を結ぶ、総延長およそ84キロの高規格道路で、現時点ではおよそ30キロが開通しています。

このうち、「嬬恋バイパス」と呼ばれる嬬恋村内のおよそ12キロの区間について、国土交通省は、今年度・令和7年度の予算で整備にとりかかる事業費を配分したことを4月1日発表し、事業化が決まりました。

今年度は、4000万円を計上し、測量などを行うことにしていて、この区間の総事業費は433億円にのぼると見込まれています。

完成時期については未定ですが、開通されれば、災害時の代替道路としての活用や、嬬恋地域からの救急搬送の時間の短縮などが期待されています。

県都市計画課は「観光や地域医療の充実だけでなく産業発展にもつながる重要な道路なので、国と長野県と連携しながらすべての区間が供用されるよう取り組んでいきたい」としています。

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