2日午前、東京・文京区で電柱を交換するための工事をしていた作業員の男性の上に重機でつり上げていた変圧器が落下し、男性は病院に搬送されましたが死亡しました。
変圧器は重さがおよそ300キロあり、警視庁は固定が不十分だった疑いもあるとみて、詳しい状況を調べています。
2日午前10時前、文京区本郷6丁目で「作業中の人に重い物があたった。意識がない」と消防に通報がありました。
警視庁によりますと電柱の交換のため電線に変圧器を取り付ける工事をしていた埼玉県吉川市の会社員、岩崎哲也さん(54)の頭に落下した変圧器が当たったということです。
重さがおよそ300キロある変圧器をトラックの荷台から地面に降ろすため、重機でつり上げていたところ、荷台で作業していた岩崎さんの上に突然落下したということです。
現場にいたほかの作業員の話などから、警視庁は固定が不十分だった疑いもあるとみて、詳しい状況を調べています。
現場は都営地下鉄の春日駅から北東に500メートルほどの住宅などが建ち並ぶ地域で、当時は9人が作業にあたっていたということです。