今年の春から夏にかけて、全国的に気温が平年より高くなる見込みです。それに伴い、カメムシ類の活動が活発化する恐れがあるとして、農林水産省が注意を呼びかけています。
高温でカメムシの動きが活発に
農水省によると、6月~8月にかけての気温は全国的に高めになる予想。カメムシは気温の上昇とともに活動を開始し、発生量が増えたり、活動時期が長くなることがあるそうです。
特に今年は、5月までの気温も北日本で平年より高く、東日本でも高めになると見られており、カメムシの活動が例年より早く始まる可能性もあるとのこと。
各地で越冬密度が高めに
果樹に被害を与えるカメムシについては、各都府県が越冬密度を独自に調査。3月27日までに報告された内容では、以下の地域で平年より多くのカメムシが確認されています:
- 山形県:クサギカメムシ
- 静岡県:チャバネカメムシ、ツヤアオカメムシ(※注意報も発出済)
- 岐阜県:チャバネカメムシ
これらの地域では、春先からの被害リスクが高まっているとされています。
対策と見回りの徹底を
農水省は、発生が多い地域だけでなく、その他の地域でも油断しないよう呼びかけています。特に農家の方には、圃場(ほじょう)のこまめな見回りや発生状況のチェックが重要です。
まとめ
- 今年の春夏は全国的に高温傾向
- カメムシ類の活動が早期化・活発化する可能性
- 地域によってはすでに越冬密度が高く、注意報も発出
- 農家の方は早めのチェックと対策を!