プロ野球 中日で活躍 トニ・ブランコさん死去を悼む声相次ぐ

プロ野球の中日などで活躍し、ホームラン王を獲得したトニ・ブランコさんが、故郷のドミニカ共和国で屋根の崩落事故に巻き込まれて亡くなりました。
43歳でした。

これは大リーグ機構が9日に発表しました。

ドミニカ共和国出身のブランコさんは、2005年にナショナルズで大リーグにデビューし、2009年からはプロ野球の中日でプレーしました。

圧倒的なパワーを持ち味に、1年目からホームラン39本、110打点でホームラン王と打点王の二冠に輝き、その後、移籍したDeNAでは2013年に打率3割3分3厘、ホームラン41本、136打点の成績で、首位打者と2度目の打点王を獲得しました。

アメリカやドミニカ共和国の現地メディアによりますと、ブランコさんは現地時間の8日に、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴのナイトクラブで、屋根の崩落事故に巻き込まれ、亡くなったということです。

ABCテレビによりますと、この事故では少なくとも79人が死亡し、155人がけがをしているということで、大リーグ機構は、ブランコさんのほかにも、アストロズなどで通算59勝をあげたオクタビオ・ドーテルさんや、通算ホームラン464本のネルソン・クルーズさんのきょうだいで、ドミニカ共和国で州知事を務めるネルシー・クルーズさんも亡くなったと明らかにしています。

大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーは、「悲劇の犠牲者の方々の訃報で深い悲しみに包まれている。ドミニカ共和国と野球界のつながりは深く、出身の選手たちとファンのみなさまのことを思っている」とコメントを発表しました。

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