宮城県岩沼市の海岸で35歳の保育士の女性が遺体で見つかった事件で、女性は胸などに刃物のようなものとみられる刺し傷があったほか近くに血痕が残っていたことからこの堤防で殺害されたあと、砂浜に遺棄された疑いがあるとみて捜査を進めています。
3日前の今月13日、岩沼市下野郷の海岸の砂浜で、仙台市太白区の保育士、行仕由佳さん(35)が遺体で見つかりました。
胸などには複数の傷があり、警察は、刃物のようなもので刺されたとみて捜査しています。
その後の調べで、およそ20メートル離れた堤防から砂浜にかけて血痕が残されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
遺体の発見当時、靴は履いておらず、近くにあったということですが、スマートフォンや財布などの所持品は依然として見つかっていないことから警察は海岸での遺留品の捜索を続けています。
警察は、この堤防で殺害されたあと、砂浜に遺棄された疑いがあるとみて付近で不審な人物が目撃されていないか捜査を進めています。