茨城県東海村にある東海第二原発の工事現場から銅線を盗んだとして、現場に出入りしていたとみられる建設作業員が逮捕されました。
東海第二原発では、今月初めにも工事現場から銅線を盗んだとして土木作業員が逮捕される事件が起きていて問題が相次いでいます。
逮捕されたのは、水戸市大串町の建設作業員、大槻青海容疑者(25)です。
警察によりますと、建設作業員は去年11月下旬からことし1月末にかけて、東海第二原発の敷地内にある工事現場から、銅線およそ660キロ、時価36万3000円相当を盗んだ疑いがもたれています。
廃材として集めていた銅線がなくなっていたことから、被害届けが出され、警察が敷地内や周辺の道路に設置された防犯カメラの映像などの捜査を進めた結果、現場に出入りしていたとみられる建設作業員を逮捕しました。
調べに対し建設作業員は容疑を認めています。
警察は、建設作業員が換金目的で銅線を盗んだとしてさらに詳しく調べを進めることにしています。