松浦市にある郵便局の局長が局内で保管していた現金1000万円を着服したとして、日本郵便はこの局長を懲戒解雇の処分にしたと、30日、発表しました。
処分を受けたのは松浦市にある調川郵便局の局長です。
日本郵便九州支社によりますと、この局長はことし2月から先月にかけて調川郵便局で保管していた現金1000万円を着服していたということです。
現金は、窓口で貯金や保険金を払い戻すのに備え局内で保管していたもので、先月、日本郵便が行った検査で、帳簿上の残高に比べ現金が少なかったことから着服が判明したということです。
局長は、日本郵便の調査に着服を認め、「ギャンブルの資金に使った」と話しているということで、日本郵便は、28日付けでこの局長を懲戒解雇の処分としました。
処分について、日本郵便九州支社の平山泰豊支社長は「このような事案を起こし、深くおわび申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底してまいります」とコメントしています。