県は鳥取市にある弥生時代の集落跡、青谷上寺地遺跡で出土した人骨をもとに復元された女性の名前を募集しています。
県は2000年に鳥取市の青谷上寺地遺跡で大量に出土した人骨をもとに「弥生人」の顔の復元を進めていて、ことし3月完成した女性の顔の像は遺跡内にある展示施設で公開されています。
県は先月からこの女性の名前の募集を始めています。
女性は年齢が30代で、髪の毛は黒色の直毛、まぶたが二重で肌の色が明るいのが特徴です。
応募を希望する人は女性の名前のほかに名付けの理由や意味などを100字ほどで記入し、展示施設にある応募箱へ投かんするほか、郵送や県のホームページからも受け付けています。
応募は1人1点で、県外の人も参加できるということです。
県はこれまでに男性と少年の2人の顔を復元して、それぞれ「青谷上寺朗」、「青谷来渡」と名付け、そっくりさんを集めたコンテストを開くなどしています。
青谷かみじち史跡公園の担当者は「男性と少年の2人の隣に並べて違和感のない、心のこもった名前を考えてもらえるとうれしい」と話しています。
募集の受け付けは来月30日まで行われています。