タクシーの乗客の女性に睡眠薬を飲ませたうえ、女性の自宅で性的暴行を加えたとして、警視庁は50代の元タクシー運転手を再逮捕しました。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
再逮捕されたのは東京・江戸川区に住む元タクシー運転手、田中敏志容疑者(54)です。
警視庁によりますと、去年7月、自身が運転するタクシーに乗った20代の女性に対し、睡眠薬を飲ませて意識を失わせたうえ、女性の自宅に連れ込んで性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影した疑いがもたれています。
友人と飲酒をしたあとタクシーに乗り込んだ女性に対し、体調を気づかうふりをして錠剤と水を渡し、こん酔状態にさせていたとみられています。
田中容疑者は別の乗客の女性にも睡眠薬を飲ませてこん睡状態にさせ、現金を奪った疑いなどですでに逮捕されていて、押収されたスマートフォンなどからは、乗客とみられる女性にわいせつな行為をする動画や画像がおよそ50人分見つかっているということです。
警視庁はほかの被害についても捜査を進めることにしています。
調べに対し「覚えていない」と容疑を否認しているということです。