海上自衛隊の40代の自衛官が舞鶴市内の会社の工場から電線およそ780キロを盗んだとして、舞鶴地方総監部は27日付けで懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、舞鶴市の海上自衛隊舞鶴基地を母港とする護衛艦「せとぎり」に所属する40代の1等海曹です。
舞鶴地方総監部によりますと、1等海曹は去年(令和6年)6月から8月にかけて、舞鶴市内にある会社の工場から電線に使用するケーブルあわせておよそ780キロを盗んだということです。
工場の防犯カメラにケーブルを盗み出す様子が写っていたということで、自衛隊が事情を聴いたところ容疑を認めたことなどから去年、書類送検していたということです。
1等海曹は「利益を得ようとしてケーブルを持ち出した」などと話していて、盗んだケーブルは産業廃棄物の処理業者にあわせて26万円あまりで売ったということです。
1等海曹が所属する護衛艦「せとぎり」の艦長、三原大典2等海佐は、「隊員がこのような事案を起こしたことを重く受け止めます。厳正な規律を維持し、再発防止に努めます」とコメントしています。