JPドラゴンのリーダーとみられる人物 フィリピンで拘束

フィリピンから日本人を狙った特殊詐欺を繰り返しているとされる犯罪グループ「JPドラゴン」のリーダーとみられる人物がフィリピン国内で拘束されたことが関係者への取材でわかりました。
警察官になりすまして、キャッシュカードを盗んだ疑いで福岡県警が逮捕状をとっていて、今後、身柄の引き渡しを求め、詳しい経緯などを調べることにしています。

関係者によりますと、拘束されたのは犯罪グループ「JPドラゴン」のリーダーとみられる吉岡竜司容疑者(55)で、4日、フィリピン北部ルソン島のパンパンガ州で拘束されたということです。

吉岡容疑者は、警察官になりすまして日本人に電話をかけキャッシュカードを盗んだとして福岡県警が窃盗の疑いで逮捕状をとっていて、警察庁を通じて、吉岡容疑者に関する情報をフィリピン当局に提供していたということです。

「JPドラゴン」は、日本の元暴力団員らがフィリピンを拠点に立ち上げた犯罪グループで、フィリピン国内での違法賭博などに深く関与しているとみられるほか、メンバーの一部は日本国内で一連の広域強盗事件を引き起こした「ルフィグループ」と接点があったこともわかっています。

「JPドラゴン」をめぐっては、去年、特殊詐欺に関わったとして幹部の男が警視庁に逮捕されたほか、先月もメンバー7人がフィリピン当局に拘束されています。

日本の警察は今後、身柄の引き渡しを求め、詳しい経緯やグループの実態などを調べることにしています。

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