ことし3月、千葉県成田市の住宅で高齢の夫婦が刃物で切られて大けがをした事件で、金品を奪うために夫婦を殺害しようとしたとして逮捕・起訴されたベトナム国籍の被告が、逮捕前、夫婦が不在の住宅に再び侵入して車の鍵などを盗んだとして、再逮捕されました。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
再逮捕されたのは、成田市成井に住むベトナム国籍で無職のレ・タン・ルアン容疑者(32)です。
ことし3月13日、成田市の住宅に男が押し入り、70代の夫婦が切りつけられて大けがをする事件があり、4月に入って、容疑者が金品を奪うために住宅に押し入り2人を殺害しようとしたとして強盗殺人未遂の疑いで逮捕され、その後起訴されました。
警察によりますと、事件の捜査中で夫婦が入院していた3月下旬ごろ、この住宅の窓ガラスが割られ、室内が物色された形跡が新たに見つかったということです。
捜査を続けたところ、容疑者の自宅から夫婦の車の鍵と住宅の鍵が見つかり、11日、住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕しました。
警察は、容疑者が夫婦が不在のすきを狙って再び盗みに入ったとみて、さらに詳しいいきさつを調べています。
調べに対し、「私はやっていない」と容疑を否認しているということです。
成田 強盗殺人未遂事件 逮捕前にも被害者宅で盗みか 再逮捕
