栃木 車内に遺体 逮捕の前に“目撃”通報 発覚おそれ逃走か

１６日、栃木県内の警察署に遺体をのせた車が乗りつけられ、２人が逮捕された事件で、この２日前に、似た車が県内のガソリンスタンドで目撃され、従業員が「トランクが開いて人のようなものが見えた」という１１０番通報をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
車は急発進して走り去り、警察は事件の発覚をおそれて逃げたとみて容疑者らの詳しい足取りを調べています。

この事件は、１６日、栃木県さくら市にある警察署に乗りつけられた車の中から県内に住む１８歳の男性が遺体で見つかったもので、車に乗っていた栃木県高根沢町に住む無職、野本直希容疑者（２３）ら２人が死体遺棄の疑いで逮捕されました。

この２日前の今月１４日に、県内のガソリンスタンドの従業員から「店に来た車のトランクが開いて人のようなものが見えた」という１１０番通報があったことが捜査関係者への取材で分かりました。

車に乗っていた人物は給油しようとして誤ってトランクを開いた様子で、直後に急発進して店を出たということです。

特徴などから容疑者らが警察署に乗りつけた車と同じとみられ、警察は事件の発覚をおそれて逃走を図ったとみて車が警察署に乗りつけられるまでの詳しいいきさつを調べています。