ことし8月、酒を飲んで中型トラックを運転し、対向車線を走っていた乗用車に相次いで衝突し3人にけがをさせたとして、北九州市の44歳の会社員が危険運転傷害の疑いで逮捕されました。
会社員は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは北九州市若松区の会社員、田中博章容疑者(44)です。
警察によりますと、会社員は、ことし8月11日の午前6時半ごろ、戸畑区小芝で酒を飲んで正常な運転が困難な状況で中型トラックを運転し、対向車線を走っていた乗用車3台に相次いで衝突し、車を運転していた3人に骨折などのけがをさせたとして、危険運転傷害の疑いが持たれています。
事故のあと、会社員の血液から基準値のおよそ8倍のアルコールが検出されていたということです。
また、会社員は建設会社に勤務していて、事故の前日に自宅で酒を飲み、当時は会社の中型トラックで自宅から出勤する途中だったということです。
会社員は警察の調べに対して、「事故を起こしたことは間違いありませんが、アルコールの影響で正常な運転ができなかったということについては認められません」と話し容疑を否認しているということです。
警察は当時の状況や酒を飲んで中型トラックを運転したいきさつなどを詳しく調べています。

