イスラエル・レバノン戦争拡大か ヒズボラ150発ロケット攻撃と地上侵攻承認報道

中東情勢が急速に緊迫しています。
ヒズボラがイスラエル北部へ少なくとも150発のロケット弾を発射しました。

これを受けてイスラエル軍はレバノン各地を大規模空爆しました。
さらに報道によれば、米国のドナルド・トランプ大統領がイスラエルのレバノン地上作戦を承認したとされています。

つまり今回の衝突は、単なる国境戦闘ではありません。
中東全体の戦争拡大につながる可能性がある重大局面です。

今後は、イスラエルの地上侵攻が実際に行われるかどうかが焦点になります。
また、イランやレバノン政府の対応も情勢を大きく左右するとみられます。

ヒズボラの大規模ロケット攻撃

今回の戦闘は、ヒズボラの一斉攻撃から始まりました。
水曜日夕方、イスラエル北部に少なくとも150発のロケット弾が発射されました。

この攻撃は、3月2日に戦闘が再開して以来最大規模です。
ロケット弾は広範囲に飛来しました。

主な被害地域は以下の通りです。

・ガリラヤ
・ハイファ
・テルアビブ周辺

その結果、数十万人のイスラエル市民が避難所へ避難しました。

一方で、この攻撃についてイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は声明を出しました。
IRGCはこれを
「共同統合作戦」と表現しています。

イランとヒズボラの協調攻撃

攻撃は複数の戦力が同時に行ったとされています。
つまり、単独攻撃ではなく連携作戦です。

現地時間午後8時頃、約100発のロケット弾が発射されました。
さらに同時に、イランは弾道ミサイルを発射しました。

イランの国営系タスニム通信によると次の通りです。

・イランは複数の弾道ミサイルを発射
・ヒズボラはドローンとロケット弾を使用
・イスラエル国内50以上の標的を攻撃

イランのミサイルはイスラエルの防空システムによって迎撃されました。
防空システムとは、敵ミサイルを空中で破壊する防衛兵器です。

しかし、ヒズボラのロケット弾の一部は着弾しました。
北部の町ビイナでは2人が軽傷を負いました。

イスラエル軍の大規模空爆

イスラエルは即座に軍事反撃を開始しました。
イスラエル空軍はレバノン国内のヒズボラ拠点を攻撃しました。

イスラエル軍はこの攻撃を「広範囲の作戦」と表現しています。
主な攻撃対象は次の通りです。

・ロケット発射装置
・軍事インフラ
・ヒズボラ拠点

さらに、ベイルート南部の郊外ダヒエ地区に激しい空爆が行われました。
ダヒエはヒズボラの政治・軍事拠点として知られる地域です。

レバノン国営通信によれば、少なくとも6回の激しい空爆が確認されました。

またイスラエル国防軍(IDF)は戦況について次のように発表しました。

・ベイルート南部の70以上の標的を攻撃
・ヒズボラが使用した高層ビル50棟を破壊

地上侵攻拡大の可能性

こうした中、イスラエル政府はさらに強硬な姿勢を示しています。
イスラエル高官はヘブライ語メディアに対し次のように述べました。

「レバノンでの作戦は大幅に拡大する」

さらに、予備役部隊の追加招集も検討されています。

イスラエルのチャンネル12によると、イスラエルは西側仲介者を通じてレバノン政府に警告しました。

警告の内容は次の通りです。

・レバノン政府がヒズボラを抑えなければ
・イスラエルはレバノン国家インフラを攻撃する

イスラエル当局者は次のように述べています。

「レバノンが正気に戻りヒズボラを止めなければ、イスラエルはこれまで控えてきた民間インフラを攻撃する」

トランプ大統領が地上作戦を承認と報道

さらに注目されるのは米国の対応です。

イスラエル紙Israel Hayomは次のように報じました。

トランプ大統領がイスラエルのレバノン地上侵攻を承認した

さらに必要に応じて作戦拡大にも同意したとされています。

ホワイトハウスでトランプ大統領は記者団に対し、次のように述べました。

「ヒズボラを排除しなければならない。長年にわたり災厄をもたらしてきた」

ただし、この地上侵攻の正式開始については、現時点で公式軍事発表は確認されていません
したがって、状況はまだ流動的です。

レバノン側の被害と避難

レバノン政府は被害状況を公表しました。
保健相ラカン・ナスレディン氏によると次の通りです。

3月2日以降の死傷者

・死亡 634人
・負傷 1,586人

死亡者の中には子ども91人が含まれています。

さらに避難民は急増しています。

・避難者 約81万6,000人
・政府施設避難 約12万6,000人

これはレバノン国内でも深刻な人道危機になりつつあります。

紛争の発端

今回の戦闘は突然始まったわけではありません。
背景にはイランとイスラエルの戦争があります。

2月28日、米国とイスラエルはイランに対する空爆作戦を開始しました。
その作戦中、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が死亡しました。

その後、ヒズボラが行動を開始しました。
ヒズボラは2024年11月の停戦以降、初めてイスラエルにロケット弾を発射しました。

つまり今回の衝突は、イランへの報復戦争の一部として拡大した形です。

中東戦争拡大の重大局面

現在の情勢は極めて危険な段階です。

主なポイントは以下です。

・イランが直接ミサイル攻撃
・ヒズボラが大規模ロケット攻撃
・イスラエルがレバノン空爆拡大
・地上侵攻の可能性

つまり、イスラエル・レバノン戦争へ発展する可能性があります。

さらにイランが全面参戦すれば、
中東全体の戦争に拡大するリスクがあります。

そのため、米国や欧州諸国の外交対応が今後の焦点になります。

ソース

Reuters
Israel Hayom
Times of Israel
Al Jazeera
Anadolu Agency
Naharnet

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