太田市出身で、人気アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公、まる子の声を34年にわたって演じ、幅広い世代に親しまれてきた声優のTARAKOさんが今月4日、病気のため亡くなりました。
63歳でした。
TARAKOさんは太田市出身で、1980年代のはじめから声優として活動をはじめ、数々のテレビアニメや映画に出演しました。
このうち、アニメ「ちびまる子ちゃん」では、1990年の放送開始から、主人公の小学生、「まる子」の声を34年にわたって演じました。
TARAKOさんの個性的な声とユニークなせりふ回しは明るく、家族や友達思いの「まる子」のキャラクターを印象づけ、幅広い世代から人気を集めました。
テレビ番組のナレーターとしても活躍し、NHKの「ニッポンぶらり鉄道旅」では愛らしいナレーションで旅の魅力を伝えるなど、数多くの番組で親しまれました。
また、30年ほど前に声優の仲間らとともに劇団を立ち上げ、去年12月にはみずから脚本と演出を手がける公演を行うなど、最近まで精力的に活動していました。
関係者によりますと、TARAKOさんはことしに入ってから体調を崩し、療養しながら仕事を続けていましたが、容体が急変し、4日の未明に亡くなったということです。