2025年6月16日の国内ニュースまとめ

政治

  • 石破首相、G7出席とトランプ米大統領と会談へ: カナダで開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席した石破茂首相は、17日にトランプ米大統領との首脳会談に臨みます。今年2月の訪米以来2度目の対面会談で、日米間の関税交渉、とりわけ日本側が最重視する自動車関税の撤廃に向けて一致点を見いだせるかが焦点です。首脳会談ではトランプ政権による高関税措置について議論される見通しで、石破首相は「双方の利益になる合意」を目指す考えを示しています。
  • 政府、沖縄県を交えず普天間めぐり宜野湾市と直接協議へ: 林芳正官房長官は16日の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり沖縄県を介さず地元宜野湾市と直接協議する新たな場を設けると発表しました。移設先の名護市辺野古への埋め立てに反対する玉城デニー沖縄県知事をよそに、政府は昨年から名護市とも直接協議を開始しており、県抜きで地元自治体と対話し移設を進める姿勢が鮮明となっています。初会合は17日に首相官邸で開かれる予定です。
  • 「2万円給付」方針に批判、首相が2日で方針転換: 与党(自民・公明)が参院選公約に盛り込む方針を示した現金給付案(大人2万円・子ども4万円)をめぐり、野党は「ばらまき政策だ」と批判を強めています。朝日新聞の世論調査でも7割近くがこの給付案を「評価しない」と回答しており、石破首相は公約発表から2日後に態度を一転させ事実上撤回しました。唐突な方針変更に対し「論戦を避けた印象」との指摘も出ています。

経済

  • スーパー「ロピア」に公取委が立ち入り検査: 食品スーパー大手のロピア(川崎市)が、取引先の納入業者に対し自社店舗で働く従業員を無償で派遣するよう要求していた疑いが浮上しました。公正取引委員会は16日、優越的地位の乱用による独占禁止法違反の疑いで同社への立ち入り検査に乗り出しました。ロピアは急速に店舗網を拡大する中、人件費削減のため納入業者の社員に商品の陳列作業などを無償で行わせていたとみられ、公取委はこうした不当要求の実態解明を進めています。ロピア側は「認識の甘さに起因するもので深く反省している」とするコメントを公表しました。
  • 円安や投資動向で株式市場は反発: 16日の東京株式市場は半導体関連銘柄を中心に買いが優勢となり、日経平均株価は前日比で急反発しました(※詳細はヤフーファイナンス等参照)。外国為替市場で一時進んでいた円高ドル安傾向に歯止めがかかり、自動車など輸出関連株に追い風となったことも全体相場を押し上げた要因です。

社会

  • 性風俗業を除外したコロナ給付金、最高裁が「合憲」判断: 新型コロナ対策の持続化給付金・家賃支援給付金について、政府が性風俗産業を支給対象から除外した措置をめぐる訴訟で、最高裁判所第一小法廷(宮川美津子裁判長)は16日、除外規定は憲法違反ではないとの初判断を示しました。裁判官5人中4人の多数意見で、性風俗業者のみ公的給付から除く措置は「不合理とは言えない」として原告側の上告を棄却し、事業者側の敗訴が確定しました。最高裁が同問題の合憲性を判断したのは初めてです。
  • 日本学術会議の法人化法成立に歴代会長らが「遺憾」表明: 政府与党が成立させた日本学術会議の組織改編(法人化)関連法について、日本学術会議の歴代会長5人は16日、連名で「極めて遺憾だ」とする声明を発表しました。声明では「政府与党は科学者や市民の批判を一切顧みず、学術会議が法案修正を求めた決議にも応答しなかった」と政府を強く批判し、衆参両院が付帯決議に盛り込んだ「学術会議の独立性・自主性の尊重」や「学問の自由の保障」の趣旨を確実に実現するよう求めています。

災害・気象

  • 各地で今年初の猛暑日、気象庁が熱中症に警戒呼びかけ: 梅雨の中休みに高気圧に覆われた影響で、16日は西日本を中心に各地で気温が上昇し、全国で猛暑日(最高気温35℃以上)が22地点と今年最多を記録しました。愛媛県では最高気温36.5℃を観測するなど真夏並みの暑さとなり、この傾向は20日頃まで続く見通しです。気象庁は「連日の猛烈な暑さが予想され、熱中症への厳重な注意が必要」と警戒を呼びかけています。
  • 能登島大橋が1年半ぶり復旧: 2023年の石川県能登地方の地震で損傷し通行止めとなっていた能登島大橋が16日、約1年半ぶりに全面通行再開しました。長期間孤立を強いられた地元住民からは「『やった』ではなく『やっと』再開したという思いだ」と安堵の声が上がっています。

事件・事故

  • 7年前の女性殺害容疑で男を逮捕: 埼玉県警は、2018年1月に当時21歳の女性を殺害した疑いで37歳の男を逮捕しました。男は取り調べに対し「小さい頃から殺人願望のようなものを抱いていた。合意の上で殺した」などと供述しているといい、県警は供述の真偽も含め詳しく調べています。犯行当時、被害女性とは面識がなくインターネットを通じて知り合った可能性があるとみられ、遺体の一部が自宅から発見されたことから余罪も含め慎重に捜査が進められています。
  • 父親が幼い息子2人と無理心中図る、殺人容疑で逮捕: 埼玉県熊谷市で2月、34歳の父親が車内で練炭を燃やして5歳と8歳の実子を道連れに自殺を図り、次男を死亡させ長男にも重傷を負わせる事件が発生しました。県警は16日、この父親を殺人と殺人未遂の疑いで逮捕し発表。男は「1人で死ねなかったので長男と次男を道連れにしようと思った」と供述し容疑を認めており、警察は家庭内の事情や事件に至った経緯を調べています。
  • ミシュラン掲載店、営業停止中に弁当無許可販売し書類送検: 東京都内のミシュランガイド掲載飲食店が食中毒で営業停止処分中、無許可で弁当販売を続けていた疑いが明らかになり、警視庁は16日までに店の経営者らを食品衛生法違反容疑で書類送検しました。営業停止中に調理・販売された弁当を食べた複数の客から体調不良の報告があり、都の調査で発覚。経営者は「生活のため売ってしまった」と容疑を認めており、保健当局と警察は再発防止を指導しています。

テクノロジー

  • アイシン、軽量薄型の次世代太陽電池を開発: 自動車部品大手のアイシンは、新型の太陽電池セルを開発しました。この太陽電池は従来型の利点と有機薄膜型の利点を組み合わせた「いいとこ取り」が特徴で、薄く軽量でありながら高い発電効率と耐久性を両立する次世代型です。車の屋根や壁面など様々な場所へ設置しやすくすることで再生可能エネルギー利用拡大に繋げる狙いで、将来的な量産化を目指しています。
  • 安川電機、米国にロボット生産拠点を新設へ: 産業用ロボット大手の安川電機は、米国での需要拡大に対応するため現地生産に乗り出します。約1億8千万ドル(約250億円)を投じて米国に新工場を建設し、主力の産業ロボットを現地生産する計画です。海外市場での供給力強化とコスト競争力向上が狙いで、北米での生産開始は2026年を目指すとしています。

文化・芸能

  • 嵐・二宮和也さん、ジャニーズ性加害問題「謝罪してほしかった」: 人気グループ嵐の二宮和也さん(39)が、自身初の著書(6月17日発売予定)の中で故ジャニー喜多川氏による性加害スキャンダルに言及しました。二宮さんは「事務所を壊すようなことをしたのだから、誠心誠意謝ってもらいたい」と述べ、「謝ってもらいたいタレントはいっぱいいたんじゃないかな」と、多くの所属タレントが謝罪を望んでいたのではないかとの考えを示しています。ジャニーズ事務所出身のトップアイドルが公の場で率直に心情を語ったことで、大きな反響を呼んでいます。
  • 佳子さまブラジルご訪問からご帰国へ: 秋篠宮家の次女・佳子さまは、戦後80年の記念行事としてブラジル公式訪問を行い、16日までに現地日系人社会との交流や史跡訪問の日程を終えられました(宮内庁発表)。佳子さまの海外公式訪問は今回が初めてで、現地の日系人から温かい歓迎を受けられたとのことです。佳子さまはこの後、日本時間17日に帰国の途に就かれる予定です(NHKニュースより)。

スポーツ

  • 大谷翔平選手、投手として復帰登板へ: 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、明日(日本時間17日)に先発投手としてマウンドに上がる見通しです。大谷選手が投手として公式戦に登板するのは、右肘の治療に専念して以来約1年10カ月ぶり(2023年8月以来)となります。今季は指名打者として打者専念してきましたが、万全の調整を経て“二刀流”を再開する大谷選手の復帰登板に国内外から大きな注目が集まっています。
  • 柔道・阿部一二三選手、6年ぶり黒星: 柔道男子66kg級でオリンピック金メダリストの阿部一二三選手が、16日に行われた実業団体戦の個人戦で2019年以来約6年ぶりの敗戦を喫しました。絶対王者として長らく負けなしだった阿部選手ですが、変化を求める中での黒星となり「負けは悔しいが、これも成長の糧にしたい」と心境を語っています(スポーツニッポン)。今後の巻き返しが期待されます。

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