日米首脳会談:関税交渉は合意持ち越し、協議継続へ
概要: G7サミットのため訪加中の石破茂首相は6月16日(日本時間17日未明)、トランプ米大統領と約30分会談し、焦点の関税協議では包括的合意に至りませんでした。双方の認識のずれは埋まらず、日本が重視する自動車への追加関税(25%)撤廃などは持ち越しとなり、今後は担当閣僚間で交渉継続する方針で一致しました。石破首相は「双方にとって利益になる合意」を目指すと述べ、参院選を控え日本企業の国益を守る姿勢を強調しています。
情報源:
- ロイター通信
小学館・光文社にフリーランス法違反で初の勧告
概要: 公正取引委員会は6月17日、出版社の小学館と光文社に対し、新しいフリーランス保護法(2024年11月施行)に基づく初の勧告を行いました。両社はライターやカメラマンなどへの業務委託で、報酬額や支払期日といった取引条件を明示せず、締切までに報酬を支払わないケースがあったとされています。公取委は両社に再発防止措置を求めており、企業によるフリーランスへの契約条件の明示と期限内支払いの重要性が改めて認識されています。
情報源:
- 時事通信(公取委発表)
全国各地で猛暑、甲府で38.2℃・熱中症で2人死亡
概要: 6月17日は高気圧に覆われた影響で各地で気温が上昇し、山梨県甲府市で今年全国最高の38.2℃を記録する猛暑日となりました。群馬県高崎市でも37.7℃、静岡市で37.6℃に達し、全国547地点で真夏日(30℃以上)を観測しています。気象庁によると18日も晴れる地域がさらに増え、岐阜や名古屋で37℃、京都や奈良で36℃が予想され、20日頃まで各地で猛暑日が続く見通しです。こうした中、神奈川県海老名市と静岡市では70代女性が畑で倒れ、それぞれ熱中症とみられる症状で死亡が確認されました。猛暑の長期化により熱中症への警戒が呼びかけられています。
情報源:
- 朝日新聞
- 朝日新聞
インドネシアで大規模噴火、日本への津波有無を調査中
概要: 6月17日午後6時45分頃、インドネシア東部のレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。この噴火に伴う津波が日本に到達する可能性について、気象庁が現在情報収集と監視を行っています。同庁は最新の津波情報に注意を払うよう呼びかけています。現時点で日本への具体的な影響は確認されていませんが、当局は引き続き警戒を続けています。
情報源:
- 朝日新聞
山口のスーパーに高齢運転車が突入、買い物客2人負傷
概要: 6月17日正午過ぎ、山口県防府市のスーパーマーケット「マックスバリュ」敷地内で、80代男性が運転する乗用車が駐車場の車止めを乗り越えて暴走し、買い物中の20代女性と30代男性の2人をはねました。2人は意識があり軽傷とみられ、救急搬送されています。運転していた高齢男性と同乗の女性にけがはなく、警察はブレーキとアクセルの踏み間違いなど運転ミスの可能性も視野に原因を調べています。高齢ドライバーによる店舗への車突入事故は各地で発生しており、安全運転への注意喚起が改めてなされています。
情報源:
- 朝日新聞
ALS当事者の舩後靖彦参院議員、今期限りで政界引退へ表明
概要: 重度障害のある参議院議員、舩後靖彦氏(れいわ新選組所属、67歳)は6月17日、国会内で記者会見し、次期参院選(2025年夏予定)に出馬せず今期限りで政界を引退する意向を表明しました。舩後氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者で、2019年に初当選して以降、国会内のバリアフリー化を進めるなど精力的に活動してきました。会見では「就任してから国会のハード面・ソフト面でバリアフリーが進んだ。自分の後に重度障害者の議員が就任する際の道筋になったと思う」と議員在職中の成果を語り、年齢や体力を考慮しての引退決断であると説明しています。
情報源:
- 朝日新聞
日本郵便、輸送許可取り消し処分を受け入れ 社長が謝罪
概要: 日本郵便は6月17日、同社の郵便輸送業務における法令違反により国土交通省から一般貨物自動車運送事業の許可取消処分が示されたことを受け、弁明せず処分を受け入れると発表しました。同社ではドライバーへの乗務前点呼(安全確認)が不適切に行われていた実態が判明しており、千田哲也社長は記者会見で「ご利用の皆様に多大なご心配と不安をおかけし心よりお詫び申し上げます」と深く謝罪しました。千田社長と副社長は月額報酬の40%を3カ月減給とし、社長は6月末の株主総会後に引責辞任する意向です。許可取消に伴い、郵便物集配に使われていた約2,500台の自社トラックが今後5年間使用できなくなるため、同社はグループ会社や他社(ヤマト運輸・佐川急便等)への委託で約6割の輸送を代替し、残りは軽トラックで補う計画です。
情報源:
- 朝日新聞
関西電力、米OpenAIと提携 エネルギー業界で国内初
概要: 関西電力は6月17日、対話型AI「ChatGPT」を提供する米企業OpenAI社との提携を発表しました。同社はOpenAIの企業向けサービス「ChatGPTエンタープライズ」を活用し、営業対応の効率化、発電設備の運用改善、経営判断の迅速化など業務全般の抜本的改革を目指すとしています。国内大手企業によるOpenAIとの連携は広がりを見せていますが、電力などエネルギー業界では今回が初の事例となります。生成AIを業務に取り入れることで、人手不足への対応やサービス向上につなげる狙いがあります。
情報源:
- 朝日新聞
嵐・二宮和也さん、旧ジャニーズ性加害問題で「ジャニー氏に謝ってほしい」
概要: 人気アイドルグループ「嵐」の二宮和也さん(39)が、自身初の著書となる新書『独断と偏見』(6月17日発売)で、故ジャニー喜多川氏の性加害問題について言及しました。二宮さんは「今、いちばん会ってみたい人は?」との問いに「ジャニー。ジャニー喜多川に、誠心誠意こめて謝ってもらいたい。自分が大事にしていた事務所、自分の居場所を奪ったことに対して謝ってもらいたい」と回答し、旧ジャニーズ事務所創業者による一連の性加害スキャンダルに初めて公の場で思いを示しました。被害事実がある以上「ジャニーズという名前をなくすことに異論はない」とも述べており、現役の著名タレントによる踏み込んだ発言として注目されています。二宮さんは2023年10月に事務所から独立し個人活動を開始しており、書籍では新たな環境での働き方や嵐への思いも語っています。
情報源:
- 朝日新聞
中東情勢:イスラエルとイランが相互攻撃、地域緊張が深刻化
概要: 中東でイスラエルとイランの軍事的対立が激化しています。イスラエル軍は6月16日、イランの首都テヘランにある国営放送局をミサイルで攻撃し、生放送中だった放送が中断されスタジオに爆発音が響きました。一方でイラン側も同日夜、イスラエル領内に向けて弾道ミサイルや無人機ドローンによる攻撃を行い、両国による報復の応酬が続いています。イスラエルのネタニヤフ首相は記者会見でイランの最高指導者への攻撃の可能性について「必要なことは何でも行う」と述べ、イランの体制打倒も辞さない構えを見せました。二大軍事大国の衝突により地域全体の緊張が高まっており、中東情勢の行方に国際社会の懸念が強まっています。原油供給への影響など、日本にとっても無視できない事態となっています。
情報源:
- 朝日新聞