イスラエル空軍、テヘランのIRGC主要拠点を攻撃 戦争4日目で大規模空爆
中東で続くイスラエルとイランの軍事衝突は、2026年3月に入り急速に拡大しています。
特に3月4日、イスラエル空軍はイランの首都テヘランにあるイスラム革命防衛隊(IRGC)の主要施設を攻撃しました。
この攻撃は、米国とイスラエルが開始した「エピック・フューリー作戦」の一環とされています。
さらに、イスラエル空軍はこれまでに5,000発以上の弾薬を投下したと報じられ、戦闘規模の拡大が明確になっています。
また、イラン側もミサイルとドローンによる大規模反撃を行っています。
つまり、この紛争はイスラエル対イランの直接衝突だけでなく、中東全域へ波及する地域戦争の様相を見せています。
テヘラン東部の軍事施設を空爆
イスラエル空軍は3月4日、テヘラン東部の広大な軍事施設を大規模攻撃しました。
この施設には、イランの強力な治安機関の指揮センターが集中していたとされています。
イスラエル国防軍(IDF)は声明で、次の組織に関連する施設を攻撃したと発表しました。
・イスラム革命防衛隊(IRGC)
・精鋭部隊「クドス部隊」
・準軍事組織「バシジ」
・情報局
・国内治安部隊
・電子戦・サイバー防衛司令部
また、イスラエル軍は次のように説明しています。
「この指揮センターでは、イスラエルや地域に対する追加のテロ攻撃を計画し、イラン国内の弾圧にも関与する工作員が活動していた」
つまり、今回の攻撃は軍事施設だけでなく作戦指揮機能そのものを狙ったものとみられます。
米イスラエル共同作戦「エピック・フューリー」
今回の空爆は、2月28日に始まった米国・イスラエルの合同軍事作戦「エピック・フューリー作戦」の一環です。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、
イスラエル空軍は3月4日までに5,000発以上の弾薬を投下しました。
さらに、以下の規模の作戦が確認されています。
・1,600回の攻撃出撃
・数百機の戦闘機と航空機が参加
・直前24時間で300回以上の攻撃波
これは、イスラエル史上でも最大級の長距離空爆作戦の一つとされています。
攻撃対象となったIRGC部門
アメリカン・エンタープライズ研究所の研究機関
クリティカル・スレット・プロジェクトは、攻撃施設に以下の部門が配置されていたと分析しています。
・IRGC地上軍
・IRGC海軍
・クドス部隊
・バシジ
・IRGC情報組織
さらに、特殊部門として第4000部隊も配置されていたとされています。
この部隊は、
ヨルダン川西岸地区への武器密輸作戦に関与していた特殊作戦部門
とされています。
つまり、イスラエル側は対外作戦能力を持つIRGC中枢部門を直接攻撃した可能性があります。
イランの反撃:ミサイル500発・ドローン2000機
米中央軍(CENTCOM)のブラッド・クーパー提督によると、
イランは戦闘開始から最初の4日間で以下の攻撃を実施しました。
・約500発のミサイル
・約2,000機のドローン
攻撃の対象となったのは、
・イスラエル
・アラブ首長国連邦
・バーレーン
・クウェート
など少なくとも11カ国
とされています。
つまり、戦闘はすでにイスラエル単独ではなく広域地域戦争の様相を帯びています。
レバノン戦線も拡大
イスラエルは同時に、レバノンのヒズボラに対する作戦も拡大しました。
ヒズボラはイランの支援を受ける武装組織で、
イスラエル北部や中部へのロケット弾やドローン攻撃を強めています。
これに対しイスラエル国防軍は
・ベイルート
・レバノン南部
にあるヒズボラ関連インフラへの攻撃を実施しました。
イスラエル軍は、この攻撃を
「ヒズボラによる正式な宣戦布告」
と表現しています。
被害状況
2026年3月4日時点で、被害は次の通り報じられています。
イスラエル側
・イランの弾道ミサイル攻撃で
少なくとも10人死亡
イラン側
・国営メディアによると
153都市の500カ所以上が攻撃
ただし、イラン国内の正確な被害規模は完全には確認されていません。
中東全域へ拡大する可能性
今回の衝突は、単なるイスラエルとイランの軍事衝突ではありません。
・米国
・ヒズボラ
・湾岸諸国
・イラン革命防衛隊
などが関与する形で、中東全体を巻き込む軍事衝突へ発展する可能性が指摘されています。
さらに、ホルムズ海峡の安全やエネルギー輸送にも影響が及び始めています。
世界の原油供給にも影響が出る可能性があり、各国が警戒を強めています。
ソース
・Wall Street Journal
・Critical Threats Project(American Enterprise Institute)
・Foundation for Defense of Democracies
・Al Jazeera
・米中央軍(CENTCOM)発表

