イラン製ドローンがバーレーン住宅を攻撃 米国が報復表明・中東戦争拡大

イラン製ドローンがバーレーン住宅を攻撃 中東戦争が周辺国へ拡大

中東情勢が急速に緊迫しています。
イラン製ドローンがバーレーンの集合住宅を攻撃し、地域の安全保障が大きく揺らぎました。

米国中央軍司令部は、この攻撃を受けて報復措置を取る方針を表明しました。
つまり、この紛争はイスラエルとイランの対立を超え、湾岸諸国全体へ拡大する可能性があります。

さらに、米国とイスラエルの軍事作戦により、イランの軍事能力は低下しているとされます。
しかし一方で、イランは周辺国への攻撃を続けています。

こうした中、中東戦争は7日目に突入しました。
今後の地域秩序とエネルギー安全保障にも影響する重要な局面です。

中東戦争7日目 イランによる民間人攻撃

米国中央軍司令官のブラッド・クーパー提督は金曜日、イランの攻撃を強く非難しました。
同提督は、民間人への攻撃は容認できないと述べています。

クーパー提督によると、イラン軍は木曜日の夜に攻撃用ドローン7機を発射しました。
この攻撃はバーレーンの民間住宅地を標的にしたと説明されています。

また、米国とイスラエルは2月28日に「エピック・フューリー作戦」を開始しました。
この軍事作戦の開始以降、イランは12か国を攻撃した
と指摘されています。

つまり、今回の紛争は単なる二国間戦争ではありません。
実際に、中東全域を巻き込む広域紛争へ発展しています。

マナマの高層住宅とホテルをドローンが攻撃

攻撃はバーレーンの首都マナマで発生しました。
現地報道によると、ドローンは金曜日早朝に住宅ビルへ突入しました。

攻撃の時刻は現地時間午前2時32分頃とされています。
標的となったのは、次の施設です。

・フォンタナ・タワーズ
・近隣のヒルトンホテル

住民は暗い階段を急いで降り、避難を余儀なくされました。
これは突然の攻撃だったためです。

また、イスラエル大使館が入るバーレーン・フィナンシャル・ハーバー・タワーズを狙ったドローンも確認されました。
しかし、このドローンは迎撃され破壊されました。

さらに、午前5時47分直前には第2波の爆発が報告されました。
マナマ市内の広い範囲で爆発音が確認されています。

幸い、死者は報告されていません
しかし、住宅やホテルは損傷を受けました。

バーレーン国防軍は、紛争開始以来、数十発のミサイルとドローンを迎撃したと発表しています。

攻撃は中東全域へ拡大

今回の紛争はイスラエルを越えて拡大しています。
つまり、イランの攻撃対象は地域全体へ広がりました。

実際に標的となった地域は次の通りです。

・クウェート
・カタール
・イラク
・アゼルバイジャン

これらの国では、米軍基地や民間インフラが攻撃対象になりました。

例えばアゼルバイジャンでは、ドローンが空港ターミナルを攻撃しました。
この攻撃で民間人2人が負傷しています。

また、NATOはトルコへ向かったイランのミサイルを迎撃しました。
そのため、NATOは同盟全体の弾道ミサイル防衛態勢を強化しています。

一方でカタールでは、防空システムがミサイルを迎撃しました。
その後、ドーハの米国大使館付近の住民が避難しました。

こうした出来事は、紛争が湾岸地域全体の安全保障問題になっていることを示しています。

湾岸諸国が米国側へ接近

米国防長官のピート・ヘグセス氏は、今回の攻撃が逆効果になっていると述べました。

イランの攻撃により、湾岸諸国はむしろ米国に接近しているという見方です。

ヘグセス氏は次のように述べました。

「UAE、カタール、バーレーン、サウジアラビア、クウェートなどが『我々はあなた方とともにある』と言っている」

つまり、イランの軍事行動は、地域の同盟関係を変化させています。
結果として、米国主導の安全保障圏が強化されつつあります。

米国とイスラエルが航空優勢を確保

クーパー提督は、イラン軍の攻撃能力が大きく低下していると説明しました。

戦闘開始初日と比較すると、

・弾道ミサイル発射 90%減少
・ドローン攻撃   83%減少

という状況になっています。

さらに米国とイスラエルは、以下の軍事資産を破壊しました。

弾道ミサイル発射装置300基以上
イラン海軍艦艇30隻以上

ホワイトハウスのカロライン・レヴィット報道官も状況を説明しました。

有志連合は現在、「イラン領空の完全支配」を目標としています。
そのため、作戦は新たな段階に入りました。

つまり、軍はイラン国内の防衛産業施設など深部の標的を攻撃する段階へ移行しています。

戦争の被害と長期化の可能性

AP通信によると、この紛争の被害はすでに深刻です。

現在までに確認された被害は次の通りです。

・イラン 少なくとも1,230人死亡
・クウェート 米兵6人死亡

しかし、戦争終結の兆しは見えていません。

国防総省は、今回の軍事作戦が9月まで続く可能性を想定しています。
そのため、追加の情報支援も要請しました。

つまり、この紛争は短期で終わる可能性が低いと見られています。

中東情勢が世界へ与える影響

今回の戦争は単なる地域紛争ではありません。
特に影響が懸念されるのがエネルギー安全保障です。

湾岸地域は世界の石油輸送の要衝です。
つまり、紛争の拡大は世界経済にも影響します。

また、湾岸諸国の安全保障体制が変化する可能性もあります。
そのため、国際社会は状況を注視しています。

こうした中、今後の焦点は次の三つです。

・イランの軍事能力の残存
・湾岸諸国の軍事連携
・米国主導の軍事作戦の拡大

中東の安全保障構造は、大きな転換点に差しかかっていると言えます。

ソース

Reuters
The Wall Street Journal
Stars and Stripes
Al Jazeera
Associated Press (AP)
NATO発表
米国中央軍司令部(CENTCOM)
バーレーン内務省
米国国防総省
Fox News
Le Monde
Institute for the Study of War (ISW)

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